MetaVNC - 窓指向なVNC
内野 聡 <utinos@users.sourceforge.net>
Last Updated: 2007/9/4
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Unix系OS向けソースコードのポータビリティを改善しました。
MetaVNCについて
MetaVNCは、複数のホストに分散したアプリケーションを、単一のリモートデスクトップ環境でシームレスに扱えるようにするシステムです。これは、X Window Systemの世界にもやや似ていますが、VNCの拡張プロトコルを使っているところが違います。VNCベースですから、Microsoft Windowsのアプリケーションも使うことができます。 MetaVNCでは、アプリケーションウィンドウ以外の領域を透過領域として扱うことにより、複数のリモートデスクトップ画面を単一デスクトップに合成して表示します。また、ビューア(クライアント)にメニューやタスクバー機能を持たせることで、いわばメタウィンドウマネージャとして機能するように設計されています。
さらに、MetaVNCはリモートデスクトップとローカルデスクトップの融合も目指しています。Windows版ビューアとLinux版ビューアでは透過領域からローカルデスクトップにアクセスできます。そのため、WindowsやLinuxのリモートデスクトップとローカルデスクトップがシームレスに共存できます。
Windowsをメインに使って、VNCでLinuxも使うような方には、特に気に入ってもらえると思います。
スクリーンショット
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Java版ビューア
この画面は、Windows2000上のMetaVNC ServerとLinux(GNOME)上のMetaVNC Serverに接続したクライアント画面のスナップショットです。(1)2つのリモートデスクトップ画面が重なって表示(スキンも正しくクリップ)され、 (2)上部にタスクバー相当のボタンが表示され、(3)右上に2つのリモートデスクトップのメニューがインポートされているのをご覧いただけるでしょうか。
Windows版ビューア
この画面は、WindowsXPデスクトップから、Windows版のMetaVNC Viewerを使ってLinux(GNOME)上のMetaVNC Serverにフルスクリーンモードで接続した様子です。リモートデスクトップの背景が透けてローカルデスクトップと渾然一体となっています。
動作環境
今のところ、以下のプラットフォームで使うことができます。
サーバー
Linux w/ X11
Microsoft Windows 2000/XP
クライアント(ビューアー)
Java
Linux w/ X11 (メタウィンドウマネージャ機能未実装)
Windows 2000/XP (メタウィンドウマネージャ機能の一部(対Linuxメニュー表示)が未実装)
ダウンロード
ソースとバイナリが
SourceForge.net project summary page
からダウンロード可能です。
ドキュメント
PukiWikiのページ
をご覧ください。
関連するソフトウェア
MetaVNCは以下のソフトウェアをベースに開発しました。
RealVNC 4.0b4 (http://www.realvnc.com/), プロトコル3.7の参照用として
TightVNC (http://www.tightvnc.com/), Linuxサーバー以外のベース
xf4vnc (http://xf4vnc.sourceforge.net), Linux用サーバーのベース
Ultr@VNC (http://ultravnc.sourceforge.net), 現在未使用 (旧Windows用サーバーのベース (0.2.xと0.3.x))
謝辞
本プロジェクトは、スタンフォード大学
コレクティブプロジェクト(The Collective
)の一部として、「仮想アプライアンス(Virtual Appliances)」向けのリモートデスクトップ環境の研究の一環として開発したものです。本プロジェクトの開発にあたり、有益なコメントを頂いた Monica Lam教授はじめとするプロジェクト諸氏、特にConstantine Sapuntzakis氏に深謝致します。
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